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「情報提供」300回について

○ 「情報提供」300回

2009年12月から始めた「情報提供」は2016年2月で
300回に達しました。
その間、約6年の月日が経過していました。
平均すると毎年50回ほど発信したことになります。
拙いながらも発信し続けられたのは、これもそれもみなさま方
の温かい励ましに、陰ひなたにご支援とご協力を頂いた賜と感
謝しています。
ほんとうにありがとうございます。
心からお礼申し上げます。

私事ながら、いつも節目の時はキルケゴールのこの言葉を思い
浮かべます。

さようなら!汝、豊かなる青春の希望よ、
何故そんなにもせわしげに急いでいくのか。
おまえが追いかけるものはおまえ自身と同じように決して現実
に存在しないのに。

さようなら!汝、雄々しい力よ、
何故おまえはそのように台地をしっかり踏みしめるのか。
おまえが歩いている大地は幻影でしかないのに。

さようなら!汝、勝ち誇れる天意よ、
おまえは既に目的を遂げている。
おまえは歩みを逆転することなしに自分のなしたことを取り消
すことはできないのに。

さようなら!汝、森の美よ、
おまえをみたいと思ったとき、おまえはもう凋落していた。

流れてゆけ!汝、足早き流れよ、
ひとりおまえだけはおまえの欲するものを知れる唯一のものだ。
おまえは、ひたすら流れゆくことだけを欲し、決して満つるこ
とのない海の中に已れを失わせ消失させようとするからだ。

このキルケゴールの言葉の意味は不安から絶望を繰り返し(実
存の三段階)、本来の自己「主体的真理」を獲得することの例
えでもあります。

学生の頃にふと接したこのキルケゴールの言葉は何十年経って
も頭の中から消えずに折に触れて思い出します。
せわしげに急いでいでいったこの6年は私にとって確かに存在
したのかさえもよく分かりませんが、いまだ本来の自己を獲得
することかなわず、今後もいたずらに時を刻み足早く流れ去っ
ていくことは確かなようです。

それでも僅かな望みは・・・・

それはきれいなばらいろで、
けしつぶよりかちいさくて、
こぼれて土に落ちたとき、
ぱっと花火がはじけるように、
おおきな花がひらくのよ。

もしもなみだがこぼれるように、
こんなわらいがこぼれたら、
どんなに、どんなに、きれいでしょう。

             金子みすゞ

これも私的なことですが、私甲斐は平成28年3月31日をもっ
て大分県ボランティア・市民活動センター所長を辞することに
なりました。
4年間ではありましたが、みなさま方のご支援ご指導を頂き、
なんとか勤めることが出来ました。
何事にもできの悪い私ではありましたが、おつき合い頂き誠に
ありがとうございました。感謝申し上げます。

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